先日、何かのテレビ番組で、
自動車部品製造工場の効率化についての特集をみました。
製造ラインの効率化というのが
工場の存続を左右する重要事項であり、
それこそ、1秒も無駄にはできず、
現場でコンサルタントの先生が、
効率改善(かいぜん)の指導をしていました。
いまや"カイゼン"なる言葉が、海外の製造工場でも通用する
コトバになっているらしい。
(知りませんでした)
きっと、製造業のみならず、あらゆる分野・業界で、
同様のカイゼンが謳われているのではないかと思います。
このような光景を見るにつけ、
世の中の仕組みそのものが、おかしくなっていると感じてならない。
誰もが、おかしいことに気が付いていながらも、
後には引けない状況なのだと思います。
ひたすら効率化を求めてカイゼンを行い、
分業化が進み、余裕や思考を取り除くことで、集中的に作業を繰り返し、
成果だけを追い求める・・・。
もしも、革新的な効率化が見込める装置が開発されれば、
それまでのノウハウや人材は、簡単に置き換えられてしまうのでは
ないかと考えてしまいます。
そうしていかなければ、生存できない世の中になっているような気がします。
そんなときに、「ボクは猟師になった」という
京都で自給自足の狩猟生活をしている方の本を読んで、
そういう生活もあるんだなぁ・・・と思いました・・・
いつか、何かの拍子にそういう生活に戻ってしまうような日が
来るかもしれず・・・。
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